洗面台下収納スペースの水漏れを放置したら大変なことになった体験談

私は普段から洗面台を丁寧に使い、定期的に排水口のゴミ受けの掃除もしています。ところが数週間前、洗面台から悪臭が漂い始めたのです。その時は、排水トラップに溜まったゴミが原因で、液状の排水管クリーナーを流しておけば臭いも徐々になくなっていくだろうと考えていました。1週間続けてみましたが、効果がないばかりか、その悪臭はより酷くなっていました。 これは分解してきちんと掃除しなければと思い、ようやく収納を開けたのですが、驚きました。U字トラップから水漏れしており、床にはシミやカビが発生していて、悪臭を放っていたのです。収納の中に置いてあったものをきれいにし、床も全部剥がしました。金属製の排水トラップも外しましたが、強く握るとポキンと折れてしまいました。排水トラップ表面には白錆びが付着しており、内部が腐食していたのです。 自分で修理しようと思い、翌日、近所のホームセンターに行ってみたのですが、排水トラップや床材は売っていませんでした。しかたなく代用品として、洗濯機用排水ホースと木板、その他、木材用防カビ剤・結束バンド・テープなども購入しました。木板は指定したサイズにカットしてもらっています。 修理は、意外に簡単でした。まず、床下の木材部分に防カビ剤を数回にわけて塗布し、乾燥したらその上に木板を置いていき、テープで固定します。ラッキーだったのが、洗濯機用排水ホースと洗面台の排水パイプの管径がぴったり合っていたことです。上下の排水パイプに挿し込んで、外れてしまわないよう結束バンド数本で固定して完成です。修理後、数日経ちましたが、今のところ一切水漏れすることなく使えています。とはいえ、やはり不安なので、将来的には専門業者にきちんとした修理をお願いするつもりです。 水回り設備の寿命は、使用状況や環境によって異なりますが、おおむね10〜20年程度とされています。大切に使用していても、経年劣化は避けられません。今回のケースのように金属製の排水パイプの表面に白錆びや青錆びが付着していれば、内部が腐食し水漏れを起こす可能性が高いので、早急な修理をおすすめします。